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『Erinyes』(エリニュエス)は、2003年から2004年にかけて牧尾屋(現・Pleiades Company)が制作した謎解きサスペンス型のアドベンチャーゲームである。2014年2月に公開を終了しており、作者のホームページ(跡地)にて再配布の禁止を発表している。 本項では、続編『雪月花』(せつげっか)についても解説する。 == 概要 == 拉致され、無人島に監禁された北住隼人ら4人の主人公が脱出を試みる、現在ではめずらしい本格派の純粋アドベンチャーゲーム。Pleiades Companyオリジナルブラウザゲーム第6弾である。全9章のフリーウェアとなっており、2003年3月に第1章と2章が公開されたのを皮切りに、2004年4月まで1章ごとの連載形式で作者のHPで公開されてきた。その後ベクターからの一括ダウンロードの時代を経て、2014年2月に公開を終了した。 先の読めないストーリー展開、ボリュームの多さ、グローバルスキップ(後述)などのシステム、完成度の高さなどから「窓の杜」や「ベクター」などで高い評価を得た〔。ベクターのゲーム部門では、2004年の完成当時ダウンロード数1位を獲得している。 本作品は主人公が複数制となっている。ひとつの謎に対する解決が、プレイヤーの選択している主人公、プレイヤーが組んでいるパーティー、今までの行動によって得られた知識やパラメータ、主人公が装備しているアイテムなどによって変化する。そのため、解決策は複数用意されており、その組み合わせによって物語は変化していく。マルチエンディングとなっており、全部で20種類存在する。他に主人公が死亡したり捕まったりするバッドエンドも多数存在する。 事件の全貌を知るためには、20種類すべてのエンディングを見る必要がある。イベント踏破数を確認できるようになっているが、同じエンディングを迎えるにも複数のイベントの組み合わせが存在するため、作者が用意した全てのイベントを見るには時間を要する〔。 背景は軍艦島の写真素材を多く利用している〔。また音楽はフリー素材のものが使用されている。 エンディング20(作品全体のトゥルーエンドという位置付け)の続編として、アドベンチャーゲーム『雪月花』(せつげっか)が制作された。全7章の予定で、第1章が2005年10月に公開されたが、未完に終わっている(後述)。 フリーウェア版と別に、画像やムービーの画質および音質を向上させた「ハイグレード版」が存在し、サーパラマーケットで販売されていた『Overwhelm2006』に収録されていたが、シェアウェアの販売終了に伴い2011年8月29日にフリーウェアとして公開された。これもまたフリーウェア版と同様に公開終了している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Erinyes (ゲーム)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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